先日、ドローンの展示会に行きました。
水上、水中ドローンも何社かあったのですが、たいていがこのBlueroboticsのT-200を使っています。
デファクトです。
製品説明のページを見ると2014年のKickstarterに出ていたらしいです。T200はなによりも完全に水に使ったスラスターなのでモーターを冷却しなくていいし、Ardupilotで使用可能です。
パワーは大人一人をボードに乗せて2台でおよそ時速5キロで移動できます。
概要
スクリュー(プロペラ)は右回転と左回転が同梱されていますが、左回転を取り付ける際には分解する必要があります。(簡単ですが)
技術スペックです
12Vで最大17A。16Vで最大24A。
取り付けネジはM3x0.5ネジ4本です。
ケーブルは写真を見ればわかるように1本にまとめられているので、コンピューターを密封しているケースとの接続は、防水を意識しても、簡単です。
なお、取り付けるESCは標準的なもので大丈夫です。
モーター自信は1100 (msec)から1900で動き、1500で止まります。(厳密には1480-1520)
つまり1100から1500までの間は逆回転します。1500から1900までの間は正回転します。
基本的なことなのですが、ケーブルがついている側が前です。
電圧ですが、私は12V以上を選択しています。というのも、そうすると車用部品が使いやすいからです。高い電圧になると、とたんにサポートしているパーツがないし、高価です。
なお、T-500という上位のスラスターもあり出力は3倍です。
モーターの回転方向
これはケーブルが前に見えているので、船の前方から見た図となります。
購入時にはCWのプロペラがついていますから、右にもってくるといいかと思われます。
デファクトならではのメリット
T-200は世界中で使われています。
海や池で使うと困るのが、藻やゴミ。
スラスターにからまってくるんです。
ちょっと調べるとスラスターにゴミが入ることを防ぐプロテクターの図面があちこちにあります。
3Dプリンターでプロテクターを作り、取り付けました。(ネジは長いものに交換してあります)